ライザーガスリフト Gas Lift System | |
浮遊式海洋掘削リグのライザーパイプのアニュラス部へ窒素ガスや,その他の適切なガスを注入するもので,ガスと掘削流体の比率は,ライザーアニュラス基底の圧力と海水柱圧とがバランスするように制御する。ガスがサーフェイスよりキル・チョークラインを通して,海底BOPからライザー内に注入され,気液二相流の状況となる。ガスリフトの考え方は,海洋掘削に陸域の坑井で用いるアンダーバランス掘削法の適用を可能とするものである。 | |
分野 | 新技術 |
同義語 | |
関連用語 | アンダーバランス掘削 |
類似語 | |
略語 | |
ライザーパイプ Riser Tensioner | |
海底坑口装置からバージまで連結されているパイプで16"または21"径で21mないしは15mから3mまで種々な長さのものがあり、水深に合わせて全長を調節出来るパイプである。ビットから噴射された泥水は掘り屑とともにこのライザーパイプのアニュラスを通ってバージに返される。このパイプにはキルライン、チョークラインがついている。 海底坑口装置の直上にはフレックスジョイントが付けられリグの水平方向の移動変位に対応している。一番上部には内筒と外筒の二重構造をしたテレスコーピックジョイントが付けられ、リグの上下動を緩衝する役目をしている。 外筒はライザーテンショナ−によりライザーパイプの自重、泥水重、潮流力に等しい上向きの力で吊り上げられている。内筒はロータリーテーブルの床下に取り付けられリグと一緒に上下動する。 | |
分野 | 海洋掘削 |
同義語 | |
関連用語 | ライザーテンショナ−, テレスコ−ピックジョイント, ライザー挙動解析, フレックスジョイント |
類似語 | |
略語 | |
ライザーレス掘削 Riserless Drilling | |
ライザーレス掘削は、二重比重(デュアルグラディエント)掘削システムに対して提案された最初のコンセプトで、海底上部の海水による水頭圧と坑内のアニュラス圧力を等しく制御するため、海底にマッドリフトポンプを使用するものである。これは裸坑部のオーバーバランスを維持するため、海底下には比重を高めた泥水を使う。 | |
分野 | |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
ライナー Liner | |
坑口まで接続されていない(その頭部が地下にある)ケーシングの総称である。ライナーにはプロダクションライナーとドリリングライナーがある。前者は、仕上のため、後者は中間ケーシングで坑口から目的深度まで降下する場合、ケーシング重量がリグの巻上能力を超えるような場合使用され、通常、降下後タイバックされる。 | |
分野 | ケーシング? |
同義語 | ライナーケーシング |
関連用語 | ライナーハンガー |
類似語 | |
略語 | |
ライナーケーシング Liner Casing | |
ライナーはライナーハンガーと呼ばれるメカニカルシステムで,前段階で設置されたケーシング内下端に懸架される。このライナーの利点は,パイプの節約,重量の軽減,ライナー頭部とサーフェイス間に大きなアニュラスを確保することができることにある。一方では,作業の複雑化や前段階のケーシングのバースト耐圧をライナーと統一する必要がある。 | |
分野 | 一般掘削用語 |
同義語 | プロダクションケーシング, ケーシングパイプ, コンダクターパイプ, サーフェイスケーシング |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
ライナーセメンチング Liner Cementing | |
ライナーケーシング降下後に行うセメンチング。ライナーは通常、ラニングツールを用いてドリルパイプで降下され、外側のケーシング内にライナーハンガーによってセットされる。セメントと水あるいは溶解水との混合物であるセメントスラリー送入後は、ダーツと呼ばれる小径プラグがドリルパイプ内に投下されて泥水で後押しされ、ライナー上部に設置された大径のワイパープラグとラッチして一体となり、ライナー内を降下していく。通常ライナーは、外側のケーシングと80m〜90m重なるようにセットされるが、この重なり部分であるオーバーラップ部の間隙にセメントをシールさせることも重要となる。 | |
分野 | セメンチング |
同義語 | |
関連用語 | セメンチング, セメント, セメントスラリー, ライナー, ライナーハンガー, ダーツ, ワイパープラグ |
類似語 | |
略語 | |
ライナードリリングシステム Liner Drilling System | |||
必要な長さ(裸坑相当長)のライナーと,そのライナー上端にライナーハンガーを接続し,ライナーハンガーの上部はドリルパイプ,下部はドリリングBHAで編成され,掘削しながらライナーを降下設置する方法。 | |||
分野 | 新技術 | ||
同義語 | |||
関連用語 | ケーシングドリリングシステム | ||
類似語 | |||
略語 | |||
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ライナーハンガー Liner Hanger | |
ケーシングを坑口まで設置せず、ケーシング(ライナー)を中間ケーシングに保持(吊り下げる)させるための装置。ライナーを保持させるためスリップが取付けられており、メカニカルあるいはハイドロリックでスリップを利かせる。またタイバックさせるため上部にはタイバックレセプタクルが取付けられている。また中間ケーシングとライナーハンガー間の気密を保持させるためパッカーが取付けられているものもある。この場合、降下時にパッカーが効く、或いはクリアランスが小さくなるのでセメンチング中逸泥を発生させる等のトラブルがあるので、この場合の作業は注意が必要である。またライナーハンガー設置後ライナーハンガーに挿入し、中間ケーシングとライナーハンガー間に効かせるタイプのパッカーもあり、タイバックすることができるようタイバックレセプタクルが備わっている。 | |
分野 | ケーシング? |
同義語 | |
関連用語 | タイバック |
類似語 | |
略語 | |
ライナーハンガー仕上 Perforated Liner Completion | |
坑口までプロダクションケーシングを設置せず、ライナーハンガーを用い坑井内部にライナーを設置しセメンチング後、計画された生産層(仕上層)に穿孔し仕上る方法である。ライナーにアンカーパイプを用いる場合もある。この場合アンカー投込仕上方式と呼ぶ。ライナーハンガーによりライナー設置・セメンチング後、再度ライナーと同径のケーシングを降下しライナーハンガーに接続する場合(坑口までケーシングを設置する・タイバック)もある。 | |
分野 | 坑井仕上 |
同義語 | |
関連用語 | 裸坑仕上, アンカー仕上, 穿孔仕上 |
類似語 | |
略語 | |
ラグ深度 Lag depth | |
泥水検層関連用語。掘進に伴う掘り屑や地層中に含まれるガスは泥水循環により坑底から地表に上昇してくる。掘削された掘り屑等が地表に到達するまでの時間をラグ・タイムといい、地表に到達した掘り屑等が存在した地層の深度をラグ深度という。当然、現在掘削深度≧ラグ深度となるが、浅部の大口径掘削時には、その差は非常に大きくなることもある。泥水検層柱状図では、掘進率やビット荷重等の掘削パラメータは掘削深度を基準に表すが、マッドガスやカッティングスはラグ深度を基準に表す。 | |
分野 | |
同義語 | |
関連用語 | 泥水検層 |
類似語 | ラグタイム |
略語 | |
ラグタイム Lag time | |
泥水検層関連用語。泥水循環により坑底にある泥水が,口元(地表)まで上がって来るのに要する時間。アニュラス容量(泥水が上昇してくる,坑壁あるいはケーシング・パイプとドリル・ストリング間にできる環状部の容積)と流量(ポンプ吐出量×ポンプ効率×ストローク数)から求められる。掘削された掘り屑あるいはガスが,泥水に運ばれて地表に到達する時刻の予測に用いる。ただし,ポンプ回転数が変化した場合,つまり流量が変化した場合はラグタイムも変わる。 | |
分野 | 坑井情報収集・処理システム |
同義語 | |
関連用語 | 泥水検層, マッドロギング |
類似語 | ラグ深度, ラグカウント |
略語 | |
裸坑仕上 Open Hole Completion | |
掘削終了後、生産層(仕上層)にプロダクションケーシングを降下せず、仕上る方法である。崩壊を起さない地層に対して行なわれる場合が多い。 | |
分野 | |
同義語 | 坑井仕上 |
関連用語 | アンカー仕上, 穿孔仕上 |
類似語 | |
略語 | |
ラテロ検層 Laterolog | |
電流収束型電気検層の一種。補助電極を用い主電極からの測定電流を地層中に収束させて流す。測定対象層と,泥水や隣接地層との比抵抗差が大きい場合の比抵抗測定に優れている。 | |
分野 | 物理検層種目 |
同義語 | 比抵抗検層 |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
ランニング・リトリービングツール Running Retrieving Tool | |
一般に坑井内へ様々なものを降下及び回収するために使用するツールの総称である。例としてウェアブッシングのランニング・リトリービングツールがある。 | |
分野 | 噴出防止用機器 |
同義語 | |
関連用語 | ウェアブッシング |
類似語 | |
略語 | |
リークオフテスト Leak Off Test | |
設置したケーシングのセメンチング作業完了後に,新しい地層を数メートル掘削し,ケーシングパイプ直下(ケーシングシュー)の裸坑部分に耐圧テストを行うこと。ケーシングシュー直下の地層破壊圧を求めることで,掘進中の最大泥水比重を計算することができる。 | |
分野 | ウェルコントロール |
同義語 | |
関連用語 | キック, キックコントロール, 逸泥 |
類似語 | シューボンドテスト, Formation Integrity Test, FIT, Pressure Integrity Test, PIT |
略語 | LOT |
リーマー Reamer | |||
リーマーはスタビライザーと同じ形状で,同じ目的で使用されるが,坑壁の矯正を主な役目とする。 | |||
分野 | 一般掘削用語 | ||
同義語 | |||
関連用語 | スタビライザー, アンダーリーマー | ||
類似語 | |||
略語 | |||
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リグナイト系泥水システム Lignite Mud System | |
リグネート(商品名。正式にはリグノスルフォネート)泥水は、分散剤/脱水減少剤として多くの石油坑井で使用されているが、温度限界が170℃なのでそれ以上の温度では耐熱性向上のため耐熱限界が190℃のリグナイト泥水(商品名BMナイト)が使用されている。さらには、泥水システムとしてタンニンを加えたリグナイト泥水システムが使用されていたが、現在ではリグネート泥水システムの耐熱限界向上と、超高温度用泥水システムの登場により、その必要性が希薄になってきている。 | |
分野 | 掘削流体 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
リグネート系泥水システム Lignosulfonate Mud System | |
リグネート(正式名称リグノスルフォネート)系泥水システムとは、清水または海水をベースとしたベントナイト泥水に、リグニンスルホン酸誘導体を加え、pH値を9.5〜10.5に調泥した分散系泥水の総称であり、国内においてはリグニンスルホン酸誘導体とフミン酸誘導体の複合物(商品名リグネート)を加えた泥水システムの事を指す。リグノスルフォネート泥水の大きな特徴は、他のインヒビテッド泥水と異なり、作泥、調泥が非常に容易で、ほとんどの場合正常な掘削を続けながら、急激な変化を起こすことなく泥水タイプの切り換えが可能な点である。リグネート泥水は@流動性や比重のコントロールが容易であるA温度に対する安定性が大きいB塩水、セメントその他の汚染剤に対する抵抗力が大きい、などの特徴があり過去30年以上に亘って使用され、現在でも安定した泥水として広く使用されている。 | |
分野 | 掘削流体 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
リグポンプ Rig Pump | |||||||
坑井内に泥水を圧送するポンプで複筒複動型(デュプレックス)と三筒単動型(トリプレックス)とがある。大馬力,高吐出圧,大吐出量が要求され,必要に応じてピストン径とライナー径を変更することにより吐出量を変更する事が出来る。また深度が増加すればするほど大馬力,高吐出圧,大吐出量が必要となる。 | |||||||
分野 | 泥水循環機器 | ||||||
同義語 | マッドポンプ, 泥水ポンプ | ||||||
関連用語 | スーパーチャージングポンプ, 安全弁, デリベリーライン, アクティブタンク, サクションタンク | ||||||
類似語 | |||||||
略語 | |||||||
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リグメディック Rig Medic | |
特に海洋の掘削現場のように医療施設が近くに無いような現場に常駐し,掘削現場に従事する作業員の救急な病気,怪我等を対象に応急的な手当てをする医者。 | |
分野 | 一般掘削用語 |
同義語 | 医師, ドクター |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
リザーブタンク Reserve Tank | |
汚染泥水や掘削余剰泥水を入れたり,新泥水を作泥して貯留しておくタンク。 | |
分野 | 泥水循環機器 |
同義語 | |
関連用語 | ミキシングタンク, アクティブタンク, サクションタンク |
類似語 | |
略語 | |
リベレーテッドガス Liberated Gas | |
異常高圧層の泥岩はガスを含んでいることが多く,このような岩石の掘り屑や崩壊ザクから放出されるガスをリベレテッドガスという。 | |
分野 | ウェルコントロール |
同義語 | |
関連用語 | ガスカットマッド, コネクションガス, トリップガス, プロデュースドガス, バックグランドガス |
類似語 | |
略語 | |
リモートセンシング Remote Sensing | |
航空機や人工衛星に搭載されたセンサー用いて,地表付近の対象物から反射または放射される電磁波(可視光線を含む)を捉え,このデータを処理,解析する手法。可視光線および赤外線を各周波数域ごとに捉えるマルチスペクトルスキャナー(MSS)方式が一般的で,米国の地球観測衛星ランドサットが代表的である。長所としては,大面積を総括的に見るのに適し,スペクトルの組み合わせにより,種々の映像表現ができる。欠点は,立体視できないことがあげらる。 | |
分野 | 一般掘削用語2 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | 航空写真 |
略語 | |
リモートチョーク Remote Choke | |||
チョークマニフォールドの中に組み込まれている遠隔自動チョークである。操作はドリルフロア上に設置されたコントロールパネルでチョーク弁の開閉をリモートコントロールする。坑井を制御する場合に,坑内流体やガスなどのフローレートを制御するために用いられる。内部に絞り弁があり,それを調整することで背圧をかけ,地層圧と坑底圧をバランスさせる。 | |||
分野 | 噴出防止用機器 | ||
同義語 | |||
関連用語 | チョーク, チョークマニフォールド | ||
類似語 | |||
略語 | |||
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硫化水素 Hydrogen Sulfide | |
可燃性毒性気体で水に溶解し弱い酸性を呈する。自然界に存在する非常に危険なガス。極めて有毒であり爆発の危険性も高く,空気より重たい。硫化水素は燃えると青い炎を出して二酸化硫黄(SO2,sulfur dioxide)を発生する。一般に,少量の硫化水素が空気中に混ざると腐った卵の匂いがすると言われている。 | |
分野 | ウェルコントロール |
同義語 | |
関連用語 | キック, ブルヘッディング法 |
類似語 | |
略語 | H2S |
リューブリカント法 Lubricant Method | |
定められた量のオリジナル泥水を坑口からポンプし,坑内の水頭圧を高めてから相当分の圧力を払う方法。ボリューメトリック法でガスが地表に到達したら,この方法によってガスを排出する。坑内が泥水で満たされた後は,ストリッピング作業によりドリルストリングを降下して,最終的に坑井を抑圧泥水で置換する。 | |
分野 | ウェルコントロール |
同義語 | リューブリケイトアンドブリード法 |
関連用語 | ボリューメトリック法 |
類似語 | |
略語 | |
リューブリケーター Lubricator | |
生産井において、ワイヤーライン作業を実施する時に坑口に取付けて使用する機器。坑口圧力が掛かった状態でワイヤーラインツールの降下及び回収を行なうことができる。ワイヤーラインBOPやスタフィングボックス上に取付けて用いられる。 | |
分野 | 坑井仕上 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
臨界回転数 Critical Rotary Speed | |
ドリルパイプの固有振動数に相当する回転数で掘削を行うと,ドリルパイプが共鳴して異常振動(共振)を起こす。ドリルパイプが共振を起こすストリングの回転数を臨界回転数といい,パイプの過度の摩耗や急激な破損あるいは疲労破壊を招く可能性があるため,これを避けるようにする。想定する振動のモードによって臨界回転数を求める計算式が複数ある。 | |
分野 | ? |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
レイズドフロア型サブストラクチャー Raised Floor Type Substructre | |||
掘削基地での組立て準備作業の簡易化を図ったもので,地上に比較的低いボトムボックス又はペデスタルを設置し,それに接続してマストの横組みとサブストラクチャを畳んだ状態で組み立てる。ドローワークスや櫓下機器を地上で取り付けてからマストを起こし,サブストラクチャを所定の高さに引き起こす方式である。 | |||
分野 | 櫓およびストラクチャー | ||
同義語 | |||
関連用語 | サブストラクチャー, ボックス型サブストラクチャー | ||
類似語 | |||
略語 | |||
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レーキ角 Rake Angle | |||
PDCビットのカッターに与えられている角度。サイドレーキ角は,PDCカッタ−面の半径線からの逃げ角(カッター中央を通る半径線とカッター表面とのなす角)で,バックレーキ角は,PDCカッター面の垂直からの逃げ角(垂直面とカッター表面とのなす角)である。 | |||
分野 | 掘削機器用語 | ||
同義語 | |||
関連用語 | PDCビット, フィックスドカッタービット | ||
類似語 | サイドレーキ角, バックレーキ角 | ||
略語 | |||
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レーザ掘削技術 Laser Drilling | |
レーザを使って岩石を破壊し掘削する技術をいう。レーザとは,「放射の誘導放出による光の増幅」(Light Amplification
by Stimulated Emission of Radiation)という意味の英語の頭文字を取ったもので,光子(電磁気的放射)における一形態のエネルギー変換の基礎的な装置で,化学エネルギーを光のエネルギーへと変換する。そして,強烈なレーザビームを集中させることにより,そのパワーで「岩石を砕く」,「溶かす」,または,「蒸発させる」ということが可能である。レーザを発振するためには,光共振器,レーザ物質,外からエネルギーを与えるポンピング装置等が必要である。 この技術を研究しているのは,主に米国ならびにロシアであり,且つ,本格的な研究の着手は最近のことである。天然ガス井の掘削と仕上げに関して,従来のロータリー式掘削法にとって代わる優れた利便性を有し,基礎的な研究からでも掘削への応用に対して効果があることが認められている。現在,米国に於いて官民一体になって高出力レーザの適用の研究が行われている段階である。今後の研究・開発動向が注目される。 |
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分野 | 新技術 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
レンチ Wrnch, Spanner | |||||||||||||||||||||||||||||||
六角ボルト・ナットおよび四角止めねじの組付けや取り外しに使われる工具で大きく3種類に分けられる。各種サイズに合わせることが出来るアジャスタブルレンチ (自在スパナ),パイプレンチ,チェーンレンチやストラップレンチ。決まったサイズのボルトナットに対応するメガネレンチ(ボックスレンチ),片口スパナやソケットレンチ。そしてボルトの頭の凹みにはめて使われる六角レンチ。これに付随してトルクを測りながら締めつけるトルクレンチ,堅く締まったネジを衝撃を加えて戻すインパクトレンチ,連続して回転出来るラチェットレンチなどの便利な応用タイプもある。またBOPなどの大きなボルトナットに対応してハンマーで打って締めつける打撃レンチもこの仲間である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
分野 | 櫓下工具 | ||||||||||||||||||||||||||||||
同義語 | スパナ | ||||||||||||||||||||||||||||||
関連用語 | |||||||||||||||||||||||||||||||
類似語 | パイプレンチ, アジャスタブルレンチ, インパクトレンチ, 六角レンチ, 打撃レンチ, ソケットレンチ, ボックスレンチ, ラチェットレンチ, トルクレンチ, 片口/両口スパナ | ||||||||||||||||||||||||||||||
略語 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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ロアーマリンライザーパッケージ Lower Marine Riser Package (LMRP) | |
サブシーBOPの上部にコネクタにより接続され,荒天時などで作業の継続ができない場合に,一時的に避難するため,コネクタから切り離しロケーションから離脱できるようにしている。アニュラーBOPとフレックスジョイントから構成されている。 | |
分野 | 噴出防止用機器 |
同義語 | 海底暴噴防止装置, 海底防噴装置 |
関連用語 | 暴噴防止装置, サブシーBOPシステム |
類似語 | |
略語 | LMRP |
ロータリー ステアラブル ツール Rotary Steerable Tool | |
ドリルストリングを回転させながら坑跡制御が可能な坑内機器。方位・傾斜制御と掘進とを同一のBHAで行うことができるので、揚降管の回数を減らすことができる。また、従来のマッドモーターのスライディング掘削による方位傾斜制御では、抑留の危険性が非常に高い水平坑井等の掘削に使用される。石油公団が開発したツールスは、ハウジング内のビット駆動軸に2枚の偏心板を装着し、それぞれの偏心板を回転させてビット駆動軸を任意の方向に所定の角度だけ曲げてやることによって、ビットの角度と方向を制御するシステムを採用している。 | |
分野 | |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
ロータリーテーブル Rotary Table | |||
ロータリーテーブルはサブストラクチャ上の坑井中心に据付けられ,掘進時にドリルストリングを回転させる装置である。またパイプの揚降管時にはスリップの受台としても使用される。ロータリーテーブルの回転力は,中央開口部に挿入されるマスターブッシングとケリーブッシングによりケリーに伝えられる。 | |||
分野 | 櫓下機具 | ||
同義語 | ロータリーマシン | ||
関連用語 | マスターブッシング, ケリーブッシング, ケリー | ||
類似語 | テーブル | ||
略語 | RT | ||
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ロータリーテーブル荷重 Rotary Load | |
ロータリーテーブルに作用する荷重。掘削中はロータリーテーブルにかかる荷重は皆無であるが,ドリルストリングの揚降管時にはドリルストリング重量がロータリーテーブルに作用する。また,ケーシング降下時にはケーシング重量がロータリーテーブルに作用する。 | |
分野 | 櫓およびストラクチャー |
同義語 | |
関連用語 | 床荷重, ロータリーテーブル, ドリルフロア |
類似語 | |
略語 | |
ロータリーホース Rotary Hose | |||
スタンドパイプからデリック上方に立ち上がったラインのグーズネックから,ドローワークスによって懸垂されたロータリー掘削装置(ロータリースイベル,TDS)まで泥水を導くフレキシブルなホース。 | |||
分野 | 泥水循環機器 | ||
同義語 | |||
関連用語 | ウォータースイベル, スタンドマニホールド, TDS | ||
類似語 | |||
略語 | |||
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ローチョーク法 Low Choke Pressure Method | |
キックの抑圧作業中にケーシング圧が最大許容ケーシング圧力より高くなった時点で,チョークを調整し,ケーシング圧をその圧力値あるいはそれ以下にすること。あくまでも非常手段とされる。 | |
分野 | ウェルコントロール |
同義語 | ローチョークプレッシャー法 |
関連用語 | キックコントロール |
類似語 | |
略語 | |
ローテーティングヘッド Rotating Head | |
BOPの一種であるが,アンダーバランス掘削などの特殊な掘削方法の時に用いられる。坑井を密閉しながら,掘削が可能なようにドリルストリングを回転させることができる構造となっている。コントロール系統のアンビルカルを必要しない。また,ウェルヘッドに特殊なプロファイルも必要せず,ケーシングの内面にシーリングされる。 | |
分野 | 噴出防止用機器 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | G (API PR53 2.C.2) |
ローラーベアリングサブ Roller Bearing Sub | |
高傾斜坑井などに使用されるトルク・ドラッグ軽減用サブで、管体の坑壁との接触部分に数列からなるローラーを有し、通常ドリルパイプのコネクション間に挿入する。トルクを軽減したい場合は、ローラーを管体に垂直に配列させ、ドラッグを軽減したい場合は平行に配列させる。または、その両方の配列が可能。通常のロータリー掘削の他に、高傾斜におけてスライドドリリングのパフォーマンス改善のためにも適用可能である。なお、同種のツールスはケーシング用にも開発されている。 | |
分野 | 総合技術の進歩 |
同義語 | |
関連用語 | 大偏距掘削 |
類似語 | |
略語 | |
ローラーコーンビット Roller Cone Bit | |||
歯の付いた円錐型のコーンが自由回転するようにベアリングを介してボディに取り付けられており,岩石に押し付けてボディを回転することでコーンが岩石表面を転がって歯で岩石を切削するようにデザインされたビットをいう。通常,ローラーコーンビットと言えば,トリコーンビットのことを指す。 | |||
分野 | 掘削機器用語 | ||
同義語 | トリコーンビット, ローリングコーンビット, ローリングカッタービット | ||
関連用語 | ミルツースビット, インサートビット, ビット, ベアリング, コーン | ||
類似語 | |||
略語 | |||
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