2012/11/22

物探分科会



物探(ぶったん)とは物理探査もしくは物理探鉱の略で、弾性波や地磁気、重力、電磁気等による地球の物理的な性質を用いて地下(資源)の地質情報を把握するための探査手法の総称です。石油や天然ガスの探査・開発では、物理探査の中でも主として反射法地震探査を用いることで、坑井の掘さく位置を決める上で極めて重要な判断材料を得ています。

物探分科会は物理探査技術を中心に、新技術、技術的トピックス及び探鉱開発のケーススタディの紹介の場として運営され、通常は東京にて年2回程度の分科会が開催されています。関係者の技術発展に少しでも役立つような話題提供を心がけて分科会を開催していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

分科会のテーマは皆さんからの要望により運営されております。「誰か」の「こんな話」を聞きたいと言う要望も出来る限り取り上げて行きたいと考えています。座長までご一報頂けると幸いです。
石油ガス探鉱もしくはその周囲(オイルサンド、シェールガス、メタンハイドレート、CCS等)の物理探査に関連する講演が中心となりますが、石油技術協会の講演会等の講演をもっとじっくり聴きたいと言う要望でも構いません。

石油技術協会 探鉱技術委員会 物探分科会 座長
伴 英明 (e-mail : hideaki.baninpex.co.jp)
稲盛隆穂 (e-mail : takao.inamorijgi.co.jp)

他組織等のイベントのお知らせ

第4回インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における二酸化炭素の地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究シンポジウムのお知らせ

主催:京都大学 バンドン工科大学(インドネシア)
後援:国際協力機構(JICA) 科学技術振興機構(JST) プルタミナ石油(インドネシア)
内容:JST/JICA地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム研究「インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における二酸化炭素地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究」に関わるシンポジウムを以下の要領で開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。ご不明な点がございましたら下記までお問合せください。
●日時:2012年12月4日(火) 13:00〜17:00 (交流会17:30〜19:30)
●場所:銀座日航ホテル10階スカイルーム
●申込み/問合せ:ccs4th@fgi.or.jp
※以下の項目をご記入の上、11/30までに上記メールアドレスまでお申し込みください。
    先着順で90名までお受けいたします.
 ==================================
 CCSシンポジウム申し込み
 ・お名前 : 
 ・メールアドレス : 
 ・シンポジウム参加(無料) :〇 or X
 ・交流会参加(2,000円/名) :〇 or X
 ==================================
詳細なプログラム


お詫びとお願い




平成24年度第1回 石油技術協会探鉱技術委員会物探分科会


日 時未定
場 所
内 容現在、ワークショップの開催を2013年2月頃に企画中
講 演 者
タイトル
要 旨



過去の物探分科会


日付 講演者 話題
2011.08.30 Professor Changsoo Shin教授
Seoul National University
Waveform inversion in the Laplace and Laplace-Fourier domain
2011.07.26 柏原 功治さん
石油資源開発株式会社
ポイントバー堆積物を対象とした多点法インバージョン
2010.10.29 稲盛 隆穂
株式会社 地球科学総合研究所
物理探査分野のメタンハイドレート研究開発プロジェクトへの貢献
2010.3.26 山根 一修さん
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
油ガス田探鉱における電磁法の概要
2009.10.2 内田 真之さん
伊藤忠石油開発株式会社
カスピ海ACG油田における繰り返し地震探査
2009.4.28 渡部 克哉さん
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
東シベリアタイガでの2D地震探査取得作業
中神 康一さん
石油資源開発株式会社
カナダ・オイルサンド探鉱のための3D地震探査取得作業
2008.2.4 高橋 功さん
国際石油開発株式会社
地震探査データを用いた油ガス層評価における岩石物理の役割
2007.6.1 高橋 明久さん
石油資源開発株式会社
油田開発最適化のためのオイルサンド貯留層キャラクタリゼーション
2007.4.20 松島 潤先生
東京大学大学院工学系研究科
地球システム工学専攻
弾性波減衰情報に着目したメタンハイドレート賦存層評価手法の確立に向けて
2006.5.12 常山太さん
出光オイルアンドガス開発株式会社
エラスティックインピーダンス解析におけるノイズの影響、および岩石の内部構造と Vp/Vs比に関する考察



過去の探鉱技術委員会公開勉強会等


日付 講演者 話題
2010.7.6 Paul Sava 博士
コロラド鉱山大学
Wavefield Seismic Imaging
参考ホームページ Paul Sava 博士のホームページ
WSI: tutorial
Salt model wave propagation
WSI: course animations
2010.4.12 Andrew S. Long博士
Petroleum Geo-Services (PGS), Perth, Australia
2009年 SEG Honorary Lecture(The Pacific South) の講師
Multi-azimuth and Wide-azimuth Seismic


物探分科会へのご要望・ご質問等ございましたら、上記連絡先までお願いいたします。